1947-08-25 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第12号
あるいはその權限ではないかもしれませんが、この民間情報者は岩崎新一郎氏を恐喝していたのですね。恐喝の現行犯ですね。あめを三百カン出せ、出さなければ摘發するぞと、あなたの前で恐喝をやつておるのだと思う。あめや屋さんと激論を闘わしておるのを、あなたがただ仲にはいつて留めた。權限が違うからあなたはただ仲にはいつて留めるだけでお濟ましになつたのだと思います。
あるいはその權限ではないかもしれませんが、この民間情報者は岩崎新一郎氏を恐喝していたのですね。恐喝の現行犯ですね。あめを三百カン出せ、出さなければ摘發するぞと、あなたの前で恐喝をやつておるのだと思う。あめや屋さんと激論を闘わしておるのを、あなたがただ仲にはいつて留めた。權限が違うからあなたはただ仲にはいつて留めるだけでお濟ましになつたのだと思います。
お二人が岩崎の工場に行かれたときに、岩崎新太郎の息子の岩崎新一郎という人が、現場に立會つたそうでありますが、こういうことをあなたに言つた事實があるかどうか、水あめは毎月本田署に百數十カン納めておるし、警視廳にも數百カン差上げております。なお私たちは毎月五十カンづつ隣組に配給し、日通の人夫たちにも相當あめをやらないと動かない。そんなわけで常に五、六十カンぐらいはあめを餘分に持つていないと困る。
岩崎新一郎氏が本田署にも三百カンばかり毎月とられたとか、一遍とられたとか、また三百本ほど坂本署にも先だつてとられたとか、隣組にはちよいちよい一カンずつ配給しておるんだ、こうたびたび來られて——この情報提供者が何でも三百カンばかり目白署管内によこせと言つたという。
岩崎澱粉化學工 業所取締役 岩崎新一郎君 東京都葛飾區小谷野町三 八番地 岩崎澱粉化學工 業所取締役 川端 佳夫君 東京都世田ヶ谷區弦巻町 一ノ二七 前警視廳生活課 長 小杉 平一君 群馬縣前橋市群馬縣廳
本日はいわゆる目白における水あめの摘發事件に關する證言のために柴田富治君、武永利三郎君、川端佳夫君、岩崎新一郎君竝びに小杉平一君の五證人が出頭されております。證人の證言を求める前に、今日初めて御出頭になりました證人の方に一言申し上げますが、證人が證言をなさいまする場合は一々委員長の許可を得て發言していただきたいと思います。
それで一應岩崎新一郎君と會見して事情を聽取しました。私は警察官ではないから別段その權限はないから、矢野部長及び警視廳の阿部君がこれを質問いたしました。そして質問をしたあとで一應倉庫を見ようというので倉庫へはいつて行きました。第一囘、倉庫へはいつたところが一萬九千八百カンでしたか、九百カンでしたか、數量は一年前ですから記憶いたしませんがはいつておりました。
そのとき應待されましたのが本日おいでになつております岩崎新一郎さんと承つておりますが、そのときの模樣についてお伺いしたいと思います。
ところが岩崎新太郎君は膽嚢炎のために絶對安静を要する旨でありまして、醫師の診斷書を添えて、代人として同工場の重役で、本人の女婿である川端佳夫君、子息の岩崎新一郎君の兩君を代理出頭させたい旨の申出がありました。これを御諒承願えれば岩崎新太郎君に代つて右兩名の證人としての證言を求めることにいたしますが、この點はいかがいたしましようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○武藤(運)委員 先ほども辻君から述べられた問題でございますが、警視廳の巡査と目白署の巡査が行つたときに立ち會われた岩崎新一郎さんですが、新報知という新聞の八月九日附によりますと、武水はこういうことを言つているのであります。